良き珈琲における「3つのこだわり」
トブトリノ焙煎所が目標としている「お客様の目の前の珈琲時間を豊かにする」ことを考える上で、「良き珈琲」であることが大切な要素だと感じています。
こちらでは「良き珈琲」をお届けするために僕たちが行っている「3つのこだわり」についてお話しします・
①完全受注生産と「40日賞味期限」
トブトリノ焙煎所のすべての珈琲に言えることですが
注文を受けてから焙煎・熟成・粉砕密封を行なっています。
一切の作り置きをドリップバッグには使いません。
お客様の手元に届いた時から「良き珈琲」がお楽しみいただけます。
そのため発注いただいてからお時間はいただきますが、
僕たちはそれほどに、正直に妥協なく今できるベストのものをお送りしたいのです。
また、賞味期限は「焙煎後から40日」に設定しています。
これは僕たちが「良き珈琲」としてご提供できる期日。
珈琲はほぼ水分が含まれておらず、劣化することは少ないため
賞味期限という名目では半年や一年まで伸ばすことはできます。
でも、風味はどうでしょう。
何度も検証した結果「40日まで」が
トブトリノ焙煎所が届けたい珈琲の品質であると考えました。
②手作業の珈琲詰めと「10分ルール」
僕たちは自分たちのコーヒーであることに責任を持ちたい。
そのため、できるかぎり製造から密封までを焙煎所内で行なっています。
具体的には、
珈琲豆を粉砕・計量後、「手作業によって」速やかに袋に詰め込みます。
これは自動充填機を使用すると粉が空気に触れる状態が多くなり
香気成分が逃げやすくなるからです。
また「10分ルール」を設けて、
粉砕してから10分以内に専用袋に密封しています。
粉の状態のまま、10分以上経過すると
これもまた香気成分の多くが逃げてしまうからです。
この作業を果たして全自動でできるでしょうか?
もちろんとても手間と人手がかかります。
でも、そうなっても「良き珈琲」をお届けしたいのです。
密封する袋についてはアルミ蒸着加工の袋を採用しています。
これは最も珈琲粉の品質低下を防ぐ素材です。
③焙煎した瞬間をありのままにお伝えする
極めてシンプルなアルミ蒸着袋には
一つのシールが貼ってあります。
そこには「二十四節気、品種、日付、時間、天候、気温、湿度」が
淡々と記載されています。
これらは、お客様のお手元にある珈琲を焙煎した「瞬間」です。
粉砕した日や密封した日ではなく、焙煎した情景をありのままにお伝えすることがお客様に対して正直であることだと考えているからです。
また、「明日香の風」をより具体的にお伝えするための方法でもあります。
「3つのこだわり」はお客様への「品質のお約束」です。
しかしこれらを維持することはとても大変であることも理解しています。
そのため製造及び販売において幾つかのお願いを行なっております。
詳しくはこちらをご覧ください。